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Scoliosis Research Society
SRS: Scoliosis Research Society

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脊柱変形の患者の最適なケアに捧げ

後彎症

発育性後彎症

Wedge shaped appearance of vertebrae in Scheuermann's Disease.
図1 Scheuremann病に見られる楔状椎
過後彎(胸椎が正常範囲を超えて前屈みになった状態)はその原因により、姿勢性と構築性の二つに分けられます。姿勢性の後彎は、患者にまっすぐ立つように指示をすると矯正されます。また、姿勢性の後彎患者は椎体の形に異常はありません。ショイエルマン病に見られる後彎症は固い(構築性の)後彎で、椎体の前方部位の成長が後方部位に比べて遅いことが原因とされています。この結果、長方形というより、むしろ楔形の形をした椎骨となります(Figure 1および2)。この過程は、急速に骨が成長する時期に起こり、たいていの場合、男性では12歳から15歳、女性ではそれよりも2,3歳早期に起こります。異常な後彎は前屈した姿勢を横から見るとより分かりやすく、その際、鋭く彎曲した高度な後彎ではその程度がより顕著となります。

A: Lateral x-ray of a patient with Scheuremann's disease. B: Close-up x-ray demonstrating wedge-shaped vertebrae characteristic of Scheuremann's disease.

図2
A) Scheuremann病のX線側面像
B) Scheuremann病に特徴的な
楔状椎の拡大像

Scheuremann病の患者では後弯による姿勢不良とそれに伴う背部痛を認めます。背部痛は10代前半で最も顕著であり、成人になるにつれ徐々に減少傾向にあります。背部痛が日常生活や職業に影響することはほとんどありません。後弯の頂部が背部の中~下位に存在する場合、後弯に伴う症状が出やくなります。重篤な例では、若年時でも複数の枕を使用しないと仰臥位で横たわることができないこともあります。後弯変形は経時的に進行しますが、程度は様々で、定期的なレントゲンによる確認が必要です。