思春期特発性側弯症
身体所見
には沢山の目にみえる症状がある.側弯のカーブパターンや範囲や角度の大きさによって、側弯がほとんどわからないものから、見てすぐにわかる程度まである.最もよく見られるのは肩の高さの非対称で、一方の肩が他方より高く見える(図1).体幹が右や左に傾く(体幹のオフバランス)のは、胸椎や腰椎のシングルカーブ(単一の)で特に起こり、それは、さらにもう一つの側弯があってバランスをとることがないからである.この体幹のオフバランスは、ウェストライン(脇線)の非対称として認められ、しばしば片方の股関節が高くなったように見えたり片方の足が長くなったように見えたりする(図2 ).脊椎の回旋(ねじれ)による側弯の回旋変形は、腰部や肋骨の隆起をきたし、それらは側弯で外観上最もはっきりとわかる所見である(図3 ).
の患者は一般的には側面からの外観は正常に見える(図4 ).
通常、四肢には筋力低下や感覚の障害を認めない.
![]() 図 1. 片方の肩が他方より高く見える. |
![]() 図 2. ウェストライン(脇線)の非対称と右側に偏移した体幹 |
![]() 図 3. 背部の隆起 |
![]() 図 4. 側面から見た時の正常な外観 |












