側弯症の子供たちとその両親は、機会があれば側弯症の病態について多くの質問をしたいと思っているでしょう。ここに、米国整形外科学会と米国の側弯症学会に属している整形外科医が、患者とその両親からの質問に答えています。
側弯症の紹介
小児に影響を与える側弯症にはいくつかのタイプがあります。圧倒的に多いタイプは特発性です。特発性とは原因がわからないことを意味しています。
本項では側弯症と診断された時に両親と彼らの子供たちが頻回に尋ねる質問に対して回答を示しています。原因、検診、最近の研究に関する情報も含まれています。
[ 側弯症の紹介 ]
側弯治療法の選択肢
医師は治療計画をたてる時、どのくらいの大きさの彎曲が背骨のどこにあるか、常に考慮しています。子供の年齢も重要な要素です。患児の背骨がまだ成長途上である場合には治療の選択に影響を与えます。医師は側弯が進行する可能性がどのくらいあるかを予測して一人一人の患児の状態に合わした治療について選択肢を提示します。
本稿は装具治療やその他の方法を含めた治療のオプションについてお答えします。
[ 側弯症治療のオプション ]
側弯症に対する手術治療
側弯症治療に従事するほとんどの整形外科医は、重度の側弯がある患児(50度以上)において弯曲を矯正し、悪化予防のために手術治療が必要であることに同意しています。
本章では手術手技や術後後療法に関する一般的な質問にお答えしています。
[ 側弯症に対する手術治療 ]
側弯症手術:考慮しなければならない事柄
側弯症手術を計画する際には多くの詳細な事項を確認する必要があります。
こ本項ではコストやリスク、合併症、10代の子が術後どのような外見になるか。などの疑問点について答えます。
側弯症がある小児が成人に成長した後の状態について
本項では側弯症を罹患した10代の子供達が成人になるとどのような状態になるか、についての疑問について言及しています。