脊椎外科医は、骨切り術(骨を切除する手術手技)を勧める傾向にあります。骨切りの中で、経椎弓根的楔状骨切り術は後方から椎体を楔型に切除し、後方部分をつぶす手技です。脊柱骨切り術は、椎骨をすべて切除してしまう手技です。脊椎外科医によってはこれらの手技を後方単独で行う方法を勧める場合もありますが、前方と後方からのアプローチを分けて行うことを勧める場合もあります。
図1
A とB は腰椎後弯症のX線正面像と側面像です。写真Bの黄色い点で囲った部位は、半椎(楔状椎)です。
CとDは 半椎弓根のCT画像 とMRI画像です。
Eは経椎弓根的楔状骨切り術の切除範囲を示しており、骨を切除する範囲は赤く塗ってあります。
FとGは 術後のX線正面像と側面像であす。カーブが完全に矯正されています