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Scoliosis Research Society
SRS: Scoliosis Research Society

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脊柱変形の患者の最適なケアに捧げ

早期発症側弯症

治療

装具療法

側弯が進行性で、患児まだ成長期の場合、医師は装具療法を勧めるかもしれません。この必要性については個々の医師の判断に任されていますが、側方に屈曲したレントゲン画像による側弯の柔らかさで判断する医師もいます。側弯が固く、矯正されにくい場合(側屈した際にカーブが小さくならない場合)、装具療法の効果は期待できません。まれではあるが、装具により側弯が永久的に矯正されることもあります。一方で、装具療法の目的の一つとして、適切な手術治療の時期までの患児の成長を促す時間稼ぎとして行われることにもあります。繰り返しますが、装具療法の究極の目的は、避けられない側弯の進行を遅らせることであり、側弯を矯正することではないことを理解しておかなければなりません。

医師が処方する矯正装具は患児の年齢や治療を受ける施設によって決まります。装具には同様の成績を示す各種装具がありますが、医師は各個人の経験に基づき、それらの中から一つの装具を選択します。Kalabas装具は肩にかける数本のストラップで、患児をカーブの反対方向に傾ける装具です(図 1)。Wilmington装具は押しながら矯正をかける装具で、患児個々に採型し、作りま(図2)。Boston装具も同様ですが、側弯を押す内側にパッドが用いられます(図 3)。Milwaukee装具は最初に側弯症に用いられた装具であり、上記と同様の装具ですが、顎の部分まで含めた装具です。脊柱の最頭側部位までの側弯を治療することができる唯一の装具です(図 4)。医師はおそらく23時間フルタイムの装具装着を勧めると思われます。装具は一般に、入浴や特別な場合には外します。患児の成長とともに、新しい装具が作成される必要があり、多くの場合、12から18か月の周期で必要となります。

様々な理由から装具はすべての患児に有効というわけではありません。側弯が固く、矯正に抵抗性の場合は、無効なことがあります。また、装具は後弯や前弯をコントロールすることには困難な場合があります。多くの装具は肋骨を介して押す力で側弯に作用するので、装具による肋骨への影響や肺の十分な発達が得られるかなどの関心があります。

Figure 1

Figure 1. Kalabas装具は肩にかける数本のストラップで、患児を側弯の反対方向に傾ける装具です

Figure 2

Figure 2. Wilmington装具は押しながら矯正をかける装具で、患児個々に採型が必要です

Figure 3

Figure 3. Boston装具または胸腰仙椎装具 (TLSO)

Figure 4

Figure 4. Milwaukee装具は顎まで延長した装具で、脊椎の上位の側弯もコントロールすることが可唯一の装具です